三条作品がすき

実は、ある日突然、ダイの大冒険の事を思い出した訳じゃなくって
きっかけがあるんです。
三条陸先生は、最近、仮面ライダーの脚本を書かれてるんですよね。

友達が特撮ファンなのですが、
ひとりで映画を観に行くのは寂しい、って
チケット代をおごってまで、連れて行ってくれてたんです。

失礼な話ですが、仮面ライダーとか戦隊とかの映画って
そんなに面白いものではないんですよね。
本編と関係なかったり、上映時間も短いので、ストーリーも
ちょっといまいちなのは、ファンにも公認だったようです。

ところが、仮面ライダーW(ダブル)の映画に連れて行ってもらった時、
すごく面白かったんです。細かい事は分からなかったけど
ストーリーがすごく面白い!吉川晃司も出てるし。
これはテレビ放送もみてみたいな、って思って
友達に「すごく面白かったよ!」って言ったら
「今回のライダー、三条陸が脚本書いてるんだよ!」って言われて
ものすごくびっくりしたんです。

ダイの大冒険以来、三条先生がどこで活動されているのか
よくわからなかったし、冒険王ビィトは連載休止だし
すっかり消息不明だったのですが
まさかこんなところで再会できるなんて。

しかも、仮面ライダーWは大ヒットしました。

仮面ライダーの脚本家さんって、決まった人が何人かいて
何人かで1シリーズを受け持つみたいなんですが
三条先生は、特撮未経験なのに、彗星のごとくメインライターに起用されて
いきなりその年の仮面ライダーを大ヒットさせちゃったんです。
すごい!すごすぎる!

ヒットした要因は、おもちゃが格好良かったとか
俳優さんが良いとか、色々ありますが
それまでダークで子供向きじゃなかったストーリーを
大人も子供も楽しめる、わかりやすく、格好良く、感動できるストーリーに
仕上げてしまった事が、一番大きいと思います。

監督さんやスタッフのインタビュー記事を読んでも
「今回の仮面ライダーは何か面白い事をやってるらしい」と
スタッフが盛り上がって、アイデアを出し合って、いいものができたと
書かれていました。その中心には、三条先生がいたのだと思います。

いままで、仮面ライダーってなんなんだ?って思っていた私も
Wを観て、すごく面白格好良く、かつ感動できたんです。
私の周りの、特撮を観ないパパさんたちにも
「W感動するよねえ!」「面白い!」と、とても人気です。

Wだけ、Vシネマになってたり、大人向けの変身ベルトが発売されたり
今でも大人気なんです。嬉しいな。

特撮好きをあまりアピールしたくないのですが、
イケメン俳優好きなミーハーだと誤解されたくない(笑)のもありますが
やっぱり私は、三条作品そのものが大好きです。
彼の作品は、いつも感動できて素晴らしい!って、改めて思いました。

いまのライダーは、三条先生の執筆ではないので
興味はあまりないのですが
仮面ライダー戦隊ものは、1年で1作品あって
子供向けの大河ドラマみたいな感じで
歴史があって面白いという事がわかりました。

特撮は子供のもの。
あまり大きな声で好きだって言わない方がいいと思っていますので
こっそり応援していきたいと思っています。

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